プロメテウス ★★★
Soundtrack
Masterworks (2012-07-20)
売り上げランキング: 2293
2089年、地球上の時代も場所も異なる多様な古代遺跡の壁画から、ある共通のサインが見つかる。
発見した科学者エリザベス・ショウは、これは人類の創造主《エンジニア》が人類に充てた招待状ではないのかと推測する。
そして、宇宙船プロメテウスに乗り込み、人類の起源を求める旅に出る。
先々行上映で観てきました('ω'*)。
リドリー・スコットのSFなんて聞くだけでたまんないですよね。
そもそもこの映画、エイリアンの前日譚として企画が始まったと思うんですが、いつのまにか「前日譚」というのがあまり前に出てこなくなりましたね。
一部でみかける「前日譚的な」という表現が正しいのかな。
ようは直接的に『エイリアン』にはつながらないけど、同じ世界観で作った『エイリアン』より前の映画というのが正確なところなのかな。
この辺がなんとなくわかりにくくて、「前日譚なの?違うの?」という疑問が僕の中にあるまま、モヤッとした感じで映画を観はじめました。
映画の内容もなんとなくモヤッとしたまんま。
もっと色々なバックボーンがあって、登場人物それぞれ色んな思惑もあるんだろうけど、その辺がはっきり描かれずモヤッと・・・。
主役エリザベス・ショウ役のノオミ・ラパス(この方、『ミレニアム』のリスベット役をしてたんですね!観てないけど。)もなんとなく『エイリアン』のリプリーを思わせるんだけど、でもなんなのって感じだし。
ガイ・ピアースもなぁ…ちょっと無理あるよなぁ…。
マイケル・ファスベンダーは凄く良かったんですよ。でも、あんまり効いてない気もするし…。
それに、ストーリー的にも未知のモノに対する恐怖みたいなのもあんまり感じられないんですよね…。
流れもブツブツ切れてる気がするし。
こんな感じで、なんとなーく、全体的にモヤッとがつきまとうんです。
そういえば、『ブレードランナー』のユニコーンにもモヤッとした記憶があるけど、あのときはもっと「あの意味はなんなんだ!」って熱くなった気がするんだけどなぁ…。
あれとはちょっと違うんだなぁ…。
それにこの映画観終わったとき、なんとなく『エイリアン』が今までの印象よりスケールダウンしちゃった気分になったんです。
なんかそれがちょっと残念だったなー。
期待ほどじゃなくって残念ではあるんだけど、幸運にもこの映画、続編が決まってるみたいです。
題材自体は凄く面白いので、続編でこのモヤッと感が晴れればいいな。
晴れそうになくても、結局観に行っちゃうんだろうけどヾ(>▽<)ゞ。
たとえば人類の起源だったり、巨人だったりで思い出した『星を継ぐもの』。
原作は読んでないですが、このマンガおもしろいですよー。
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