ダークナイト ライジング ★★★★★
前作『ダークナイト』から8年後が舞台。
そのラストから引き続き、世間から姿を消したバットマン=ブルース・ウェインの姿を描きます。
『ダークナイト』で爆発したノーラン版バットマンの完結編。
もう、最高でした。
2時間45分という上映時間があっという間。
ずーっと目を見開いて、スクリーンにくぎ付け。
これだけの話をちゃんと完結させるノーランって、もう、どうなってるんだろうw
何を話してもネタばれになりそうで怖いので、あまり書きませんが…。
バットマン、ベイン、キャットウーマン等々、もう最高です。
是非観てください。
前作、前々作を観てない方は、まずそれを観て、是非。
うーん、最高(*^▽^*)。
一点、邦題がなんでも悪いというわけではないんですけど、「rises」がいつの間にか「ライジング」になってるのって、ちょっと怖いなーと思ってみたりしました。ホットトイズ (2013-01-31)
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欲すぃ…。 以下ネタばれです。
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キャットウーマンかわいい(挨拶)。
いろいろと、突っ込みどころはあるんでしょうけど、それでも有無を言わせずラストまで引っ張るパワーはすごいですねー。
もう、すべてが良かったです(*^▽^*)。
特に印象に残っているのは、ベインの演説シーン。
「市民」という言葉を巧みに使い、聞き心地の良い言葉を並べる。
やってることは悪いことなのに、無暗に説得力がある。
すごく現実世界にだぶるんです、身近に。
流行り言葉のように「市民(国民)の生活が第一」(特定の政党を言っているわけではなくw)とか、「市民(国民)主権」なんて、都合よく「市民(国民)」という言葉を並べるだけのリーダー。
でも、本心からそう言っているわけではなく、その策の結果、腐敗し滅びることがわかっているのに。
一方で、一定の幻想的な悪者(この映画では金持ちや警察官)を仕立てあげ、その者であるだけで一方的な裁きを受ける。
その裁きは有罪のみ。
罰はショーとして面白がられ、罰を与えるだけで何か世の中が良くなっているかのように錯覚させられる。
そして、クライマックスは自警団と警察官の衝突シーン。
この映画は自警団はほとんどがベイン側のように描いてはいるんだけど、ベインが世間をあざ笑うように作り出した世界の最終的な到達点がこの衝突というのは、恐ろしくて、鳥肌が立ちました。
クリストファー・ノーランは、きっとアメリカのことを描いているんだけど、他人事のようには思えませんでした。
ほんと、前作『ダークナイト』もそうでしたが、この監督は凄い毒を持っていますね。
でも、またその毒を味わいたいような。
できれば、また、ノーラン版バットマンを観たいんですけど、それも叶わないのが本当に残念です(ノд-。)。
なんだか、いろいろとまとまってないんですが、とりあえず、また観に行ってきます。
バットマン最高(*^▽^*)。
テーマ : 映画感想
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