OSS117 私を愛したカフェオーレ ★★★
松竹 (2009-01-28)
売り上げランキング: 10257
1955年。
フランス人スパイのOSS117は、消息を絶った親友の謎を探るためカイロに潜入します。
ミシェル・アザナヴィシウス監督、主役がジャン・デュジャルダンでヒロインがベレニス・ベジョという、『アーティスト』組の、2006年のコメディ映画です。
「私が愛したカフェオーレ」って邦題とか、FROGMANがパッケージに出てる胡散臭さとか(いや、FROGMANは大好きなんですけどね。
いまいち興味をそそられない感じなんですけど、今年観た『アーティスト』がとにかく良かったので、借りてみました。
『アーティスト』がサイレント映画の世界にどっぷり浸かった映画だったように、この映画は60年代(?)スパイアクションの世界を今風に蘇らせています。
いい意味で古臭い映像は見事だし、監督のこだわりはグイグイ画面から伝わってくるし、ジャン・デュジャルダンの雰囲気作りも素晴らしく、さすがと唸ってしまいます。
ただ、ストーリーがいまいちかなぁ…。
この映画は、あんまりストーリー云々いう映画ではないのかもしれなけど。
『アーティスト』を先に観てしまった私としては、『アーティスト』の主役が「もしカラーの時代に生まれてたらこんな感じで映画に出てたんだろうな…」というif物を観ているような、不思議な感覚がありました。
うーん。
どうしても『アーティスト』が好きだったので、それ基準になってしまってマズイですね('-'*)エヘ。
何回『アーティスト』って言ってるんだっていう・・・w
とにかく。
なかなか雰囲気のいい映画ですよ(゚ー゚*d)。
昔のスパイアクションが好きな方ならもっともっとはまるかも。
続編の『OSS117:Lost in Rio』っていう映画もあるみたいなんで、是非それも日本でDVD発売して欲しいですねー。
それにしても、↑でamazonへのリンクがあるんですけど、題名を間違えてるってのもどうなんですかね。
『OSS177』って、確かに間違いそうではあるんですけどw
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