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鬼に訊け-宮大工 西岡常一の遺言-
鬼に訊け-宮大工 西岡常一の遺言- ★★★

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 西岡常一、明治41年奈良県生まれ。平成7年没。
 法輪寺三重塔、薬師寺金堂・西塔の再建を棟梁として手がけ、飛鳥時代から受け継がれていた寺院建築の技術を後世に伝え、「法輪寺の鬼」「最後の宮大工」と称せられる。

 西岡常一さんを知っているわけでもなく、建築に興味があるわけでもないのですが、興味を惹かれて映画館で観てきました。
 久々の邦画。

 内容は、主に「法輪寺の鬼」と呼ばれた西岡さんへのインタビューで構成されます。
 まさに題名通り「鬼」に訊け。

 「鬼」なんて呼ばれる人だから、怖い親方が延々と弟子をしかりつける映画化と思っていたら、意外にも西岡さん、謙虚で優しそうな方。
 映画が始まると、そのほとんどの場面で、延々と西岡さんが宮大工としての技術的な話をしてくれます。
 これが意外とわかりやすい。
 素人の僕にも一言一句が凄くわかりやすい。
 そして、説得力があるんです。
 きっと、長年努力をして、培ってきて、そして、それを誰かに伝えようとする気持ちがあるからこそ、説得力があって、かつ、わかりやすくなるんだろうなぁ・・・。
 技術的な話の裏に、西岡さんの歴史を感じます。
 かっこいいなぁ。

 そして、響いたのが、「ひのきは神様」という言葉。
 ひのきですよ、ひのき。
 僕にはそれがどんな価値のあるものかわかりません。
 でも、西岡さんはそれを神様といい、生涯をかけている。
 何かに一途になっている方っていうのは、本当に素敵ですよ。

 そして、言葉の端々に見える強い意志を感じるにつれ、次第に西岡さんの「鬼」たるゆえんが見えてきます。

 この映画では、そんな素敵な「鬼」の話を聞き続けることができます。
 そして、どこかおじいちゃんの話をいてるような懐かしい気分にもなれる。

 きっと映画が終わった後、彼の建てた建造物に心を打たれることになると思います。


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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

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 はじめまして、ごえじと申します。
 詳しくないんですけど、日々観てる映画を忘れないように、映画のことをうっすらと書いていきます。
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