ザ・マペッツ ★★★★
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2012-08-22)
売り上げランキング: 1396
田舎町スモールタウンで人間のゲイリーと一緒に育ったマペットのウォルターは、マペット・ショーの大ファン。
ゲイリーと恋人メアリーの旅行に誘われたウォルターは、憧れのマペット・スタジオを訪れます。
しかし、スタジオはすっかりさびれており、石油王がその場所を狙っていました。
「マペッツ」って知ってます?
僕は、キャラクターは知ってるけど、「あれー、セサミストリートのやつ?」って程度。
その上、そもそもセサミストリート自体観てなかったもんだから、ほとんど思い入れのない状態で観たんですけど、これがなかなかに面白かったですよ。
映画を観はじめると、いきなりブッ飛ばされます。
なんせマペットと人間が普通に一緒に住んでるっていう設定なんです。
しかも、そのことについては何の説明もなく、映画の最初から「当たり前のこと」として描かれます。
そんな雰囲気は随所にも見られて、「ここはちょっと困難があるところだろー」ってところを困難なくスイスイと流して行ったり、時にはメタな発言まで飛び出して都合のいいように経過を端折っちゃったりします。
この辺が、コメディーだからってちょっと甘すぎと思わなくもないですし、合わない人には合わないところだろうな、と思います。
でも、この映画では、そんな感じで手を抜くところは抜くけど、一方で登場人物のケジメとか、成長とか、大切なことはしっかり描こうという姿勢があるように思えて、凄く好感が持てました。
なんというか、マペットのウォルターが凄くいい演技をするんです。
マペットなのに。
しっかり頑張るんです。
脚本&主役は、ジェイソン・シーゲル。
同じく脚本&主役だった『寝取られ男のラブ♂バカンス』も凄く良かったですし、この映画もかなり好き。(そもそも『寝取られ男の…』は折角いい映画なのに、こんな誰を対象にしているかよくわからない邦題を…ゴニョゴニョ(゚m゚*)。)
とにかく、楽しい音楽に乗せてマペット達がワイワイお祭り騒ぎして、
俳優たちはマペッツに多少遠慮しつつもしっかりお祭りを盛り上げて、
あっとビックリするゲストもたくさん出演してて、
クリス・クーパーの歌声も聞けちゃって、
楽しい気分で観終わった後に、「マペットもがんばってるんだから、僕もがんばんなきゃなー」なんて思えちゃう、そんな素敵な映画でした。
たとえばディズニーランドとか、USJとか、好きな国とか、好きなお店とか、そんな何か自分にとって大切な場所・あこがれの場所のある人ならきっと気に入ってくれるんじゃないかな。
おススメです!(゚ー゚*d)。
映画版『マペッツ』としては、7作目らしいです。一本しか観てないけど、勝手ながら大ファンを名乗っちゃおうかな。続編も予定されてるみたいで楽しみですヽ(*´∀`)ノ。
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テーマ : 映画感想
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